スペシャルコメント

8月の暑い京都で、このお話を頂きました。最初の戸惑いは、『少女』という事です。少女歌劇は戦前に失われたものです。それを今この21世紀に、どのように産み出すのか。1週間考えました。そして、このプロジェクトは少女歌劇団を産み出す物語、その悪戦苦闘をすべてお見せするライブエンターテインメントになればいいのかもしれないというアイデアが浮かび、お引き受けすることにしました。既成概念を排除し、選ばれた少女たちの成長と共に、舞台と客席を繋ぐライブ空間が生まれればいいなと思います。そしてこのプロジェクトはきっと、ぼくも含めスタッフ全員の成長物語でもあるのです。どのような形で、21世紀の<少女歌劇団>が生まれるか楽しみにしていて下さい。

総合演出/広井王子

<広井王子 略歴>

広井王子 ひろい・おうじ

ゲームやアニメ、舞台の原作・企画・監修のほか、漫画や小説のプロデュースなど多岐にわたる分野で活躍するマルチクリエイター。

ロッテの食玩オマケプランナーとして「ジョイントロボ」や「ネクロスの要塞」など、ヒット商品を次々に生み出す。

その実績からサンライズにて手がけたアニメ「魔神英雄伝ワタル」でメガヒットを飛ばし、当時のスポンサーだったハドソンから、世界初となるCD‐ROMの企画を依頼される。3年の時をかけて、世界初のCD‐ROM家庭用ゲーム「天外魔境」を送り出し、大反響を呼んだ。「天外魔境」は、ゲームにアニメや歌を初めて組み込んだ作品であり、現在のパッケージゲームの基礎となっている。

その後、セガに移籍する。キャラクターゲームといわれる分野の開発を手がけ、「サクラ大戦」を発表し、大ヒットシリーズへと成長させる。「サクラ大戦」は、ゲームから舞台へと幅を広げる最初の作品となる。現在の舞台ブームの先駆けとなった。

2010年から5年、単身台湾に渡り、CG会社と契約。550人のスタッフのライン管理を担当する。このアジアのコンテンツ産業の経験をもとにソニー系の開発会社フォワードワークスと契約し、自身初となるスマートフォンゲーム「ソラとウミのアイダ」に挑戦する。「ソラとウミのアイダ」は2018年9月に1周年を迎え、10月よりアニメをスタートさせる。

現在も数社の大手ゲーム会社で活躍中。

© 少女歌劇団プロジェクト